2019
4/25ひろコラム10(一つにこだわらない)
今回は、私が普段のレッスンでよくみなさんに良く伝えていることです。
例えば、脚を直そうと考えたとき、そのことだけに集中しすぎないということです。
多くの方が経験していると思いますが、どこか直せばどこかがおかしくなり、そっちを気にするとまたさっきのところが上手くいかなくなる。
乗馬で上手に乗るには、身体全体を考えて修正していくことが大事です。どこかうまくいかない場所があったとしても、そこが原因でないことも多いのです。
そして動きの中で体は繋がっていて、全体をバランスよく向上させていくことが上達のカギとなります。体が傾く、拳が高くなる、鐙が上手く踏めない等よく言われる内容にあてはまります。それらについては、また個々に今度ふれたいと思います。
色々なことを同時にやらなければいけないのが難しいところですが、どこか一ヵ所を100点にするよりも、全体を50点にして、徐々にその平均を上げていく方が良いと思います。
次回は、今回の事と連動することを書きたいと思います。
※これらひろコラムの内容はわたくしの個人的な見解が多いです。ご了承の上
暖かい目で読んでください。
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2019
4/19ひろコラム9(リズムを大事に)
今回は、リズムについて書きたいと思います。
馬を良いリズムで運動させてあげることは、大変重要なことになります。元気よく動かしたい時にただ速くすると考えがちです。馬にとってのリズムの重要なことについては今回は書きませんが、人が上手に乗る為にも大変重要で、乗り方を手助けしてくれる大変ありがたいものにもなります。
腕や体、脚など、馬の動きと一緒に動くときも馬のリズムに合わせて動かされたり、体が浮くような感じの時も、馬の背中に降りていく感じの時もリズムと一緒に考えるとわかりやすいです。
また、脚を使うタイミングも、ただやみくもに頑張って使うよりも馬のリズムに合わせて使うとより楽に効率的に馬にわかりやすく合図を送ることもできるし、体の力みも減らすこともできます。使うとき、その力を抜くときとリズムに合わせるとやりやすくなります。
CRでは呼吸を使って乗っていきますが、それも馬のリズムに合わせてすることで、心地よく継続しやすくなります。
馬の動きの変化があるとき、隅角や直線に変わるときや巻き乗、輪乗りに入るとき出るときも、ただ曲がろう、まっすぐ行こうだとついつい早く通過したくなってしまいますが、どんなリズムで行うのかがあると上手にいきやすくなります。
そして、リズムを意識するときには、あくまでも馬の現状のリズムの中で乗ることがとても大切です。あまり気が付きにくいのですが、ついつい自分の行きたいリズムで動こうとしてしまいます。そうすると当然馬とのズレが生じて激しく乗ってしまうことにつながります。
意外と大切だけど忘れがちなこのリズムを、改めて意識して乗ってみると上達のヒントが感じられるはずなので、おすすめですよ!
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2019
4/11ひろコラム8(雰囲気は馬に語る)
今回は、乗馬をするときにも、お手入れ等で馬に触れ合うときも人の雰囲気を馬はいつも気にしてます、ということにふれたいと思います。
馬は皆さん知っているように、とても繊細で周りの状況にとても敏感な生き物です。以前リラックスの大切さや、馬は人と共存する能力があることについてふれたように、馬は人の仕草や感情、雰囲気をとても見ていて、感じ取っています。
人がイライラしながら近づいたり、乗ったりすると、馬はビクビクして警戒したり、バタバタしたり、時には攻撃的になったりします。
みなさんも馬上で経験あると思います。上手くいかなくてイライラしたり、怒ったりすると、馬がどんどん速くなって止まらなくなったり、まっすぐ歩かなくなったりして収集がつかなくなってしまいます。そんなのがしょっちゅうだと何しても動かなくなったりします。そして後で後悔するパターン。気持ちはよくわかります。
ということは、逆にそれを利用して乗ったりさわったりすることができるということです。
馬が速く走ってしまっているとき、ゆっくりにしたい時などは、いっぱい引っ張ったりしなくても、まずはゆっくりいくよ、まったりいくよ、といった雰囲気をつくってあげるとゆっくりになります。
CR(センタード・ライディング)の講師の先生には、馬が物見して走ったりすると、あくびをしてみて とよく言われます。
蹄洗場などでも、最初からあぶない馬でだからといって攻撃態勢でのぞむと、いつまでたってもよい関係にはなれません。注意する必要がないといっているわけではありません。いろんな状況を考えながらも、出来るだけしらーっと接するようにすることが大切です。何か馬が動くごとに怒ったりしていたら、馬はどんどん性格が歪んでいきます。もちろん人と馬の間には一定のルールが必要なので、注意するときには注意することが大切です。何が良くて何がダメなのかを明確にしてあげるとともに、本当にそれがダメなのかを考えることが必要です。
馬は人を良く見ています。自分がどのような雰囲気かをいつも気にして、馬にとって今自分はどのように見られているか、感じられているかを考えて接していくと、いい関係を築きやすくなったり、上手に乗ることにもつながったりしますよ!
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2019
4/4ひろコラム7(上手に乗るコツは日常生活にある)
今回は、上手に乗るコツ=体の使い方について書きたいと思います。
それは、普段みなさんが日常生活の中で何気なくやっている中にいっぱいあるのです。
ただ日常では、当たり前すぎてどうしてそれが出来ているのか考えたりしていないことが多いだけで、とても効率よく体を使っています。
馬の上でも、そういった体の使い方とほぼ同じだったり、そこから連想して体を使うのを簡単にしてくれたりできることがいっぱいあります。
具体的にどこをどうしたらいいのか、どのように連想していけばいいのかを教えてあげるのはインストラクターの仕事になりますが、何個かあげてみます。
・仕事の合間の休憩するとき、終わった後一息つくとき、落ち込んでため息をしたとき、何をしていますか?(ため息と書いてしまっていますが・・)その時体はどうなっていますか?
・ベンチ(またはトイレの便器、和洋でちらでも)に座っていて、立つときどうやって立ち上がっているでしょう?また小さな背もたれのない丸椅子(またはトイレの便器)に座るときどうやって座りますか?
・地面に立っているとき、(体育の気を付けではないですよ)どうやって立ってますか?立ってようとがんばっていますか。
・コンビニ等でちょっとした重くないものを買ったビニール袋を持っているとき、どのように持ってますか?ひじかけではないです。重いダンベルを持っているときとの違いは?
・10メートル先の郵便ポストまで行きたいとき、どこを見ているでしょうか?ポストだけ見ていたら、もしくは自分の足だけみていたらあぶないし、ドブがあるかもしれないです。
・誰か(主に子供)をおんぶしているとき、その人がどうしていたら楽ですか?逆にどうしていたら大変でしょうか?
・トランポリンで遊んだとき(わからないかな?)どうしたらいっぱいはねられるでしょうか?また、はずみたくないときは?
など、日常でないことも入ってしまいましたが、ちょっとあげただけでもこれだけあるし、もっといっぱいあります。普段当たり前にできてしまっていることでも、よーく考えてみると体を出来るだけ楽に疲れないように使っているのです。
馬の上でもまったく同じでないにしても、同じような動きをしているし、使い方をイメージしやすくなります。実際に普段の動きでのポイントやそれを乗馬でどのようにするのかはまた今度機会があれば書きます。
これが馬の上だと、怖かったり緊張したり、合図に必死になっていたりして考えられなかったり、全く別物だと思ってたりして、上手に活用できなかったりします。もしくは、ある程度までは力と気合でどうにかできたりするので考えずにいたりします。
わかっていても自分だけでは上手くいかないことが多いですよね。どちらにしても体に身につくためには1回では難しいですが、身につくと楽になりますよ。
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