2019
3/7ひろコラム3(リラックス)
今回は、リラックスについて書きたいと思います。
「もっとリラックスして」とほとんどの人が一度は、いや一度でないぐらい言われたことがあると思います。近年では、どのスポーツでもリラックスする事でパフォーマンスが上がることは当たり前になっています。乗馬も例外ではなく、ものすごく大切な要素です。
リラックスには、心(精神状態)と体(身体)両方のリラックスが必要です。
体のリラックスは、余計な力が抜けている状態と言った方が分かりやすいかも知れません。
心の方は、結構自覚している場合が多いのですが、体の方は気が付いていない、もしくは自分では力を抜いているつもりと思っている人、または気にしていない・力を使ってのるもの、という人が多いように思います。
そして、乗馬においては人だけでなく、馬がリラックスした状態かどうかも大変重要になります。馬が運動するので当たり前ですよね。でも忘れてしまっているまたはそんなことを考えてる場合じゃないというときが多くなってしまいます。
馬についてはまた次の機会にします。
どうしてリラックスして乗らなくてはいけないのか、乗馬でどのような良いことがあるのかですが、何個か挙げていきたいと思います。
馬は動くとき(歩いたり走ったり)足だけを動かしているのではなく、首や背中等体全体の筋肉を使って動いています。(人がそうでない状態にしてしまうこともありますが)。その上に人はまたがっているわけなので、揺れるのは自然な当たり前のことなのですが、それだと落ちそうで不安なので足でしがみつこうとしたり、体をギュッと固めて耐えようとしたくなってしまいます。その状態だと落ちるのはある程度のところまでは確率は減りますが、体を自由に動かせなくなってしまうのと、体がとてもきつくて疲れたり、痛めてしまったりするだけでなく、上に書いた通り馬が動くための筋肉を使えなくしてしまうことになります。イコール、ブレーキをかけるになってしまいます。その状態で人が動け!といろいろ合図をする。馬側としては・・・。
リラックスしていると(体が固まっていないと)馬の動きに自然と必要な場所が動かされます。動かされるのであって動くわけではないとうことが重要です。そうすると安定して乗れるだけでなく、逆に馬の動きも感じられるようになってきます。
姿勢を良くしよう、または良い形をキープしようとして固まっている方も多いです。その場合は、固まっている状態に気が付いていない場合が多いです。
長くなってしまったので簡単に書きますが、体が傾く、手が上がる揺れる、鐙が抜けるずれる、お尻がはずむ浮く、馬が早くなる遅くなる止まる、跳ねる・・・等々、リラックスできていないことが原因ということにつながっています。それぞれについても今度書きたいです。
でもどうしたら出来るのかが大切です。今回は長くなってしまったので詳しく書きませんが、リラックスしてくださいと言われて出来る人はほとんどいません。出来るための、するためのトレーニングをしたり、出来ている状態だとどうなるのか、逆にどうなっていると出来ているのかを知らなければ自分ではわからないです。それらについても今度詳しく触れたいと思いますが、今回はこの辺にしたいと思います。
一つリラックスするヒントです。
乗馬しているとき、あなたの顔はどんなですか?
※これらひろコラムの内容はわたくしの個人的な見解が多いです。ご了承の上
暖かい目で読んでください。
リラックスしたいー!